東京都”中央区びと。”に聞く中央区おすすめスポット
住庄ほてる
江戸の名残をとどめた普段使いのできる日常の湯宿です。東京散策の拠点として、ビジネスの疲れを癒す憩いの場としてご活用ください。全83室。
- ホームページ
- https://sumisho-hotel.co.jp/
- 住所
- 中央区日本橋小舟町9-14
- 電話番号
- 03-3661-4603
浜町公園

浜町公園には、こどもたちがまだ小さな頃に、よく連れていきました。広いですからね、弁当をもって遊びにいくと、まる一日、飽きることなく過ごせるんです。芝生のある児童公園で遊具を使っていたかと思うと、ビオトープのある空間で、そこに集まる虫たちを観察している。そんな娘があるとき、アゲハ蝶の幼虫を見つけたので「育ててみようか」と、サナギから成虫となって羽を広げるまで、その成長を見守ったことがありました。こうして自然と親しみ、虫たちと戯れた経験がそうさせたのでしょうか。大学もそういう方向に進むことになりました。都心にありながら、自然と親しむことができる環境が用意されていることが、浜町公園のいちばんの魅力ではないでしょうか。

下の子はバドミントンをやっていたので、総合スポーツセンターによく通っていました。スポーツ施設としての充実ぶりも、ぜひお伝えしたいところですね。アリーナや温水プールをはじめ、武道場や弓道場、卓球場やアーチェリー場、エアライフル場もあって、トレーニングルームにゴルフ練習場まで備えています。区民以外の利用も可能ですから、会社帰りに立ち寄ったり、近くの宿泊先からひと汗流しに出かけてみるのも賢い利用法ですね。また、隅田川に沿って広がる公園なので、川沿いまで降りて「隅田川テラス」として整備された東京の水辺を、季節ごとの花々や植栽を愛でながら、ゆっくり散歩するのもいいでしょう。
春先には、お花見をされる方が数多く浜町公園にお見えになりますし、夏には「大江戸まつり盆踊り大会」があって、提灯に彩られたやぐら舞台での舞踊を見たり、大やぐらを囲んだ盆踊りや縁日で、こどもも大人も楽しまれます。さらに秋から冬にかけては、あざやかな紅葉が心に染みますね。こうして年中、人を呼び寄せるチカラが、浜町公園にはあるのですね。東京に観光目的でいらっしゃる旅行者のみなさんも、観光スポットを見て歩かれているばかりでは、人の多さに疲れてしまったりしませんか?そんなときに、治安の良い、開放的な広い公園で、リラックスしてみるというのはいかがでしょう。


私が営む「住庄ほてる」について、普段使いのできる日常の湯宿です、と紹介しました。多くの宿泊施設では、非日常、すなわち普段は味わうことのできない特別な時間を提供することを目指しています。私たちも以前は同じように考えていましたが、コロナ禍で利用者が激減したときに「無料宿泊」というものを実施したのです。すると利用者の多くがご近所にお住まいの方々で、お風呂に入り食事をされて、泊まって帰るという、普段の暮らしの延長線上にある日常の安心感が大切だと痛感しました。中央区には、こどもを遊ばせる施設は数多くありますが、ご家族がお弁当を持って公園に出かけるという、そんな日常の大切さを感じてほしいという想いで浜町公園をお薦めしています。
浜町公園
- 住所
- 東京都中央区日本橋浜町2-59-1
