東京都”中央区びと。”に聞く中央区おすすめスポット

  • 新川屋 佐々木酒店
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新川屋 佐々木酒店

創業は大正4年。110年の歴史を誇る酒販店です。酒蔵との直取引で仕入れるため当店でしか入手できない銘酒も数多く、その品揃えが自慢です。

ホームページ
https://sasas.jp/
住所
中央区日本橋人形町2-20-3
電話番号
03-3666-7662

甘酒横丁

甘酒横丁

「甘酒横丁」という呼び名の由来は、明治のはじめに、いまの横丁入口あたりに「尾張屋」という甘酒屋さんがあって、この小路を「甘酒屋横丁」と呼んでいたからだそうです。当時から、人形町にあったという寄席や明治座の芝居を観てきたお客さまで賑わっていたようです。その頃は、小路と呼ぶにふさわしい横丁でしたが、道路が広げられたあとも「甘酒横丁」と呼ばれて親しまれています。では、さっそくこの横丁を、食べ歩きの気分で進んでいくことにしましょう。

この横丁を歩いてみると、すぐに気づかれると思うのですが、一軒一軒の間口が、かなり狭いつくりになっています。
このため大きな間口を必要とするコンビニエンスストアや大型のチェーン店などには不向きなために、独特の風情が感じられる横丁となっています。それでは、まずこの横丁の呼び名の起源となっている「甘酒」から味わってみましょう。甘酒は、自家製豆腐やがんもどきが評判の「双葉」さんの店先で楽しむことができます。豆乳ドーナツと一緒にいただいてはいかがでしょう。このほか「京菓子司彦九郎」さんや弊店(新川屋 佐々木酒店)でも甘酒を楽しめます。

少し急ぎましょうか。次はたい焼きはいかがでしょう。たい焼きの老舗「柳屋」さんは、連日、長蛇の列ができる人気店。もちもちっとした薄皮の生地のなかに、あんこが尻尾までたっぷりと詰まっています。さて、少しのどが渇いてきたので、自家焙煎ほうじ茶専門店「森乃園」さんに向かいます。1階で、よもぎやどくだみ、桑の葉などを使った完全カフェインゼロのほうじ茶を購入したら、2階の甘味処へ。ここで淹れたてのほうじ茶をいただきましょう。ほうじ茶パフェやほうじ茶あんみつ、ほうじ茶ぜんざい、それからほうじ茶ビールも選べます。

お土産にお煎餅はどうですか?東野圭吾さんの原作をドラマ化した「新参者」の第一話のロケ地となったのが「草加屋」さん。炭火を使って丹念に焼き上げる手焼き煎餅は格別です。最後に、甘酒横丁の歴史や文化にも触れたいという方にお薦めのスポットを紹介します。江戸末期の創業「岩井つづら屋」さん。「つづら」は、衣装箱などに使われていましたが、最近では、軽く通気性が良いことから書類入れに使われるようです。この「つづら」の製造・販売を行うのは、東京都内でも唯一この店だけだそうです。古来の技術を現代に伝える人たちの存在もまた、この横丁独特の風情を醸し出しているのかもしれません。

甘酒横丁

住所
中央区日本橋人形町2丁目4
ホームページ
http://amazakeyokocho.jp/
甘酒横丁
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